2012.01.22(日)曇り 気温12.8度
今にも降り出しそうなお天気ですが 天草、下田の「五足の靴文学遊歩道」をちょっとだけ歩いてみました。 <パンフレットより> 「五足の靴」とは、 明治の終りに与謝野寛が、まだ学生だった太田正雄、北原白秋、平野万里、吉井勇の 4人の文学青年を連れて天草を旅した紀行文の題名です。 のち、この4人は日本の近代文学の基礎となった作品を次々と世に送り出しています。 下田温泉から彼らが歩いた旧道を遊歩道として整備されていますがその一部を歩いてきました。 途中には展望所や歌碑が作られており当時を偲びながら、天草の美しい風景が楽しめます。 その道は結構険しい山道、木々がうっそうとしていますが、 五人が歩いたのは暑い8月の頃、きっと涼しい木陰は流れる汗を沈めてくれたでしょうね。 今の時季は藪ツバキが目を楽しませてくれます。 彼らの目的は、大江天主堂の司祭フランス人ガルニエ神父に会うこと。 その宗教的雰囲気に深い衝撃を受けのちに色んな作品が生まれています。 現在の大江天主堂です。 五足の靴達は東京から、白秋のふるさとである福岡の柳川に立ち寄り、 長崎から暴風の荒海を、船で天草の富岡へ上陸、この天草西海岸沿いを旅しながら、 紀行文を更に書き綴った訳ですが、私達凡人は遊歩道を歩いた後は下田温泉で温もり 新鮮なお魚を食べて天草西海岸を一回りしてきました。
by suzu1944
| 2012-01-22 23:39
| 山歩き
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